2015年11月7日

冷蔵庫の選び方 ~後悔しないための6つのポイント~


冷蔵庫は高い買い物ですし、長く使うものでもあるので、購入の際はなかなか迷っちゃいますよね。今回は冷蔵庫の選び方 6つポイントについて記載します。


デザイン


冷凍室や野菜室は何段目に付いているか、パーシャル室やたまご室(?)はどこにあるか等、自分にとって使いやすいデザインを選びましょう。

あとは単純に、見た目がかっこいいか、かわいいかって、けっこう大事ですよね。
キッチンに馴染むデザイン、ワクワクするデザインを探してみましょう(^.^)


とびら


キッチンの間取りと、そこで料理をする自分をイメージして、使いやすい開き方のものを選びましょう。

右開き、左開き、また右開きか左開きかを切り替えられる両開きタイプも存在します。

さらに最近は、真ん中から両サイドにとびらが開く観音開き(フレンチドア)が流行ってます。
観音開きは開いたときに飛び出すとびらの長さを抑えられるため、冷蔵庫前のスペースが狭い我が家では迷わずこのタイプを選びました。


容量(サイズ)


必要となる冷蔵庫の容量、家族の人数によって一般的には以下の式で求められます。
もちろん冷蔵庫にどれだけものを置くかは家庭によって異なりますので、参考指標としてご利用ください。

必要な容量(L)=家族の人数×70(L)+常備品用100(L)+予備70(L)

具体的には以下の通りです。

 1人家族:240L
 2人家族:310L
 3人家族:380L
 4人家族:450L
 5人家族:520L
 6人家族:590L

また、せっかく冷蔵庫を買ってもキッチンに収まらなかったら意味がありませんよね。
冷蔵庫を置こうと思っている場所の間取りはきちんとメジャーで測って控えた上で、冷蔵庫を探すことをおすすめします(^.^)


機能


オプション機能として、例えば以下のような機能が付いている冷蔵庫があります。

 ・脱臭機能
 ・省エネモード
 ・各種製氷モード
 ・急冷モード
 ・アラート機能  など

どんな機能があるのかもチェックポイントにすると、冷蔵庫選びがより難しくもなりますが、楽しくもなってきます。
家電芸人の気持ちがちょっぴりわかるようになってきます(^-^;)


省エネ


最近はいろんな省エネ家電が発売されています。
冷蔵庫は特に電気代がかかる家電なので、省エネ性能も意識するといいでしょう。

大きい冷蔵庫の方が確実に消費電力が大きい、とは限りません。
たしかに容量は消費電力に影響を与える一要素ではありますが、省エネ性能の違いによって、小さい冷蔵庫の方が消費電力が大きいということもよくあります。

電気代については、以下の「コスト」欄もご参照ください(^-^)


コスト


最新の高機能冷蔵庫、容量の大きい冷蔵庫などは、その分お高くつきます。
上を見だすときりがないので、自分に必要な冷蔵庫の要件を考え、コストを抑えるといいでしょう。

最新バージョンはあきらめて一世代前の冷蔵庫にすると、大きく性能は落ちない割に値段は大きく下がることがあります。
家電屋さんで一番表の目立つところに展示されている冷蔵庫はだいたい最新版ですので、少し奥の方まで探してみるといいと思います。

あと、“コスト”は“イニシャルコスト”と“ランニングコスト”に分解できます。
イニシャルコストは冷蔵庫の購入金額で、ランニングコストは電気代に当たります。

冷蔵庫の宣伝文には消費電力や電気代の目安がよく記載されていますが、省エネ性能が高い最新冷蔵庫は、その分購入金額も高いものです。

購入金額は高いけど電気代が安くなる冷蔵庫か、購入金額は安いけど電気代が高い冷蔵庫、果たしてどちらが得なんでしょうか??

というわけで、試しに計算してみました。

<前提>
・冷蔵庫を購入後、10年間※利用するものとして計算しています。
 ※参考文献:内閣府 消費動向調査
 
・1kWhあたりの電力量料金は25.91円※として概算しています。
 ※参考文献:東京電力 料金単価表

<概算結果>
3パターンの冷蔵庫モデルA・B・Cを想定してみました。

 A:値段は安いけど省エネ性能が低い(電気代が高い)冷蔵庫
 B:値段と省エネ性能がともにAとCの中間
 C:値段は高いけど省エネ性能が高い(電気代が安い)冷蔵庫


やっぱり購入金額は大きく響いてきますね。
10年利用するとしても、購入金額の高い順に、総コストも高いという結果となりました。
ちなみにA・Bの総コストがCより高くなるのは、20年以上使用した場合です。

なお、上記の例は簡略化のため極端な値段・性能の設定をしています。実際の冷蔵庫では逆転することもありえます。
また当然のことながら、冷蔵庫の値段は省エネ性能だけで決まっているわけではなく、高いのには他にも理由がある(容量が大きい、高機能など)と思いますので、上記の例はあくまで参考程度としてください。


お伝えしたかったのは、

「冷蔵庫Cは省エネタイプだから、ちょっと高いけど結局は電気代的にこっちの方が安くてお得♪」

・・・と簡単に判断してしまうのではなく、(例えば10年間など)使用期間のトータルでも本当にお得かを考えるクセを付けることが、真の節約へと繋がるということです(^-^)v