同じようなものがたくさんある中に、周りとは異色の“何か”が紛れ込んでいたとき、その“何か”は脳の中で記憶に残りやすくなります。
この効果は、勉強における記憶術として活用することができます。
科目Aと科目Bを並行して学習しているときに、科目Aの暗記項目の中に、科目Bの暗記項目を一部紛れ込ませるのです。
例えば大学受験勉強において、なかなか覚えられない古文単語があったとします。
古文単語がずらっと並んでいる中で、他の単語と一緒にその単語も覚えようとしても、なかなか覚えられません。
そこで、この覚えにくい古文単語を目立たせます。
具体的には、英単語帳の中に、その古文単語と現代語訳をポツンと書き込んじゃうんです。
英単語の羅列の中で、その古文単語はかなり違和感があり、とにかく目立ちます。
目立つことで、その古文単語は自然と脳にインプットされますので、普通に覚えるよりもかなり覚えやすくなります。
懐かしのスイミー。こんなイメージです。 |
↑のようなイメージなので、私は勝手にスイミー記憶術と呼んでいます。
このスイミー記憶術は古文単語だけでなく、もちろん他の分野にも応用できます。
(特に暗記系の科目に応用しやすいです。)
世界史の暗記事項の中に、無機化学における化学物質の性質や反応式を書き込んだり…
頻出漢字の中に、覚えにくい物理の公式を書き込んだり…
地理の暗記事項を書き込んだ地図の中に、難解な英単語を書き込んだり…
などなど、自由に応用できます。
ポイントは、ぜんぜん関係ないものの羅列の中に暗記対象を紛れ込ませて、違和感を醸し出すことです。
ただし、紛れ込ませ過ぎると違和感が少なくなる(例えば英単語帳の同じページに古文単語が10単語もあると、もはや違和感がなくなる)ので、ポツン、ポツンと書き込むのがコツです。
私の受験生時代のテキスト類には、ぜんぜん関係のない他科目の暗記事項がちょこちょこ書き込まれていました。
テキストを見られては、よく友達から「何これ??」と突っ込まれたものです。
この記憶術だけでなく、こういう小細工的なテクニックをいろいろと組み合わせて使いまくることで、結果として通常では考えられないようなスピードで記憶を進めることができました。
また、慣れてくると、違和感のある組み合わせを作り出すのがちょっとだけですが楽しくなってきます。
勉強なんて大概はクソつまらないので、ちょっとだけでも楽しい要素を取り入れていきたいものですね。