その場所とは、果樹王国と言われる和歌山県にある、全国唯一の飛び地(陸地にあるのに県内の他の市町村と繋がっていない場所にある陸の孤島)という秘境の村北山村です。伝説感が出てます。
北山村の村おこしの一環で、村営で栽培から加工・販売まで手掛けられています。
じゃばらの歴史
「じゃばら」は漢字で書くと「邪払」です。
邪気を払うほど酸っぱいということで名付けられたようです。
江戸時代からこの地域に分布していたゆずと九年母、みかん等の自然交配によって誕生した品種です。
様々な柑橘類が自然交配されていく中で、山間の厳しい気候にも耐性がある最強の柑橘類に進化していったものと考えられています。
じゃばらの味
じゃばらだけで食べると酸っぱくて苦いので、ゆずのように何かに混ぜて食べるのが一般的です。
ゆずよりも果汁が豊富で、種はなく、風味も独特です。
じゃばらを使ったいろいろな関連商品が出ていますが、私が特におすすめなのはじゃばらのポン酢「じゃぽん」です。
果汁の風味が豊かで、酸っぱさと独特の苦みがめちゃくちゃ良い感じです。
※じゃぽんを使いはじめると、市販の普通のポン酢には戻れなくなる可能性大ですのでご注意ください!私はもう戻れません(^-^;)
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じゃばらの成分・効果
じゃばらには通常の柑橘類にも含まれているビタミンAやビタミンCの他、カロチン等が豊富に含まれています。
そして何より、フラボノイド(ビタミンP群)の中でナリルチンという成分が豊富に含まれているのが特長です。
このナリルチンには、花粉症やぜん息、アトピーなどの症状を抑える効果があるということで注目されています。
岐阜薬科大学の調査では、およそ2人に1人の割合で花粉症を抑えるのに効果があったことが報告されています。
テレビや新聞でも報じられたことから、特に冬から春先にかけてじゃばらは大人気となっています。
他にナリルチンの含有量が多い柑橘類としてカボス・スダチ・ユズなどが挙げられますが、この中で最も単位体積あたりのナリルチン含有量の多いユズと比較すると、じゃばらは果皮ではユズの約7.4倍、果肉では約6.5倍ものナリルチンを含んでいます。
花粉症で悩まれている方は、ぜひ一度じゃばらをお試しいただいてはいかがでしょうか?
効果が出る人とあまり効果が出ない人がいる(実験結果によると、だいたい2分の1)ようですが、やってみる価値はありだと思います。
私も花粉症に悩まされている一人ですが、じゃばらを摂取している期間は症状がかなりマシになっています。これからもじゃばら生活を続けようと思っています!
とはいえいきなり果実を購入して使うのはハードルが高いので、お気軽にじゃばらを試せるおすすめの商品を2点ご紹介いたします。
じゃばらパウダー
ナリルチンが特に豊富なじゃばらの果皮をスライスしたパウダーで、こうかはばつぐんです。ヨーグルトにかけたりパンに入れたり、醤油に入れたり、料理の隠し味に使えます。
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蛇払飴(濃い版)
お手軽にじゃばらを摂取できます。花粉の時期にいかがでしょうか。素朴な果汁の味で、いつの間にかハマってしまい、気づいたらなめてます。
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他にもジャムとかお菓子とか調味料とか、たくさんのじゃばら商品が出ていますので、関連商品から良さそうなのをいろいろ探してみてください♪