2017年1月10日

正統和歌山むき ~みかんをおそろしく速く剥くワザ~


みかんの剥き方は色々あれど、理に適った“通”のみかんの剥き方、それが正統和歌山むき(以下、和歌山むき)です。

まずは和歌山むきとはどういうものか、以下の動画で紹介されているのでご覧ください。

(当動画はみかんの聖地 有田のJAありださんが投稿されているものですので、当動画では「有田剥き」として紹介されています。)



今回はこの和歌山むきの基本的な特長4点について、以下でご紹介いたします。

 1.圧倒的なスピード


何と言っても和歌山むきの真骨頂は、その圧倒的なスピードです。

メリットはほぼこれです。もう他の特長は読まなくていいかも!?(^_^A;)
上記の動画では説明のため丁寧に剥いていますが、本気で剥けばもっともっと速く剥けます

人やみかんの個体により当然差はありますが、練習すればむかんを剥く時間を1/5以下に短縮することも可能です。

和歌山むきを習得した後、いわゆる普通の剥き方をしている人と皮剥きの速さを競争したら、負けることはありません。面白いぐらい圧勝します。

後は和歌山むきの使い手同士で、更なる速さを求めて競うこととなります。

 2.ちょうどいいサイズ


和歌山むきで剥いた後の身のかたまりは、小さすぎず大きすぎず、ちょうどいい一口サイズになります。※

そのため、上記のスピードとも相まって、早食い(フードファイト)にも適した剥き方です。
もちろん、じっくり味わって食べるのもよしです。

※和歌山むきの基本は4分割ですが、3分割等の応用技も存在します。自分にとってちょうどよいサイズに調整するとよいです(^o^)

 3.美しさ(後片づけしやすい)


和歌山むきで剥いた皮は、ばらけずに美しく纏まっており、後片づけしやすいです。手も汚れにくいです。

達人にもなれば、上記のスピードだけでなく、剥いた皮の美しさ、すなわち芸術点でも競うことになります。

 4.(ちょっとした)保存性


みかんをどうしても半分だけ食べたいとき(そんなことなかなかないか??)、和歌山むきで真っ二つに一刀両断すれば、半分を綺麗にちょっとだけ保存しておけます。

とはいえ割ってしまっているので、早めに食べるに越したことはありませんが(^_^;)

みかんではあまり使う機会はないかもしれませんが、八朔とかではそれなりに使う保存法です。


みかんが美味しい季節ですので、公式球(和歌山産のみかん)を買って、ぜひ和歌山むきにぜひチャレンジしてみてください!